COJT第6期ハードウェアコース受講記

筑波大学情報学群の(少なくとも情報科学類の)3年生には主専攻実験というものがあります
3年生では、様々なテーマの実験から自分の興味のあるものを選び、半年ずつ2テーマを履修します
その中の1つであり、しかし異彩を放つのが「COJT」というテーマです

COJTとは

COJTは実験テーマの1つとして選べますが、他の実験とは一線を画しています

  • 大学外から実験する分野のプロが講師として招かれる
  • 専用の教室がある(受講生は1年間自由に使える)
  • FPGAを学ぶハードウェアコースと、web系を学ぶソフトウェアコースがある
  • 1年間通して受講する
  • とてもつらい (らしい。普通の実験してないので比較できない)
  • たびたびレッドブルが支給される
  • ...etc

詳しくは公式を
筑波大学情報学群 組み込み技術キャンパスOJT/University of Tsukuba

日経での記事連載もあります(途中です)
リアルにどうなる? 学生たちのものづくり奮闘記 - リアル開発会議 - 日経テクノロジーオンライン

COJT受講記

ざっくりながら1年間のことを

受講決定まで
  • ガイダンスでCOJTの存在を知る
  • ソフトウェアコースが良かったが、既に内部生で埋まっていたらしく断念
    • (来年度からは編入生のための枠ができるとかできないとか)
    • (追記 : 来年度は編入生のためにハード10名、ソフト5名の枠があるそうです)
  • ハードウェアコースは空いていて、こっちはこっちで楽しそうだったので志願する
  • 受講決定。やったぜ。
  • オープニングセレモニーが豪華でした
前期
  • あっFPGA使うんだ(受講してから知る)
  • やることはハンダづけ等ではなく、ハードウェア記述言語でのプログラミング
  • 前期では入門からディスプレイへの出力まで
  • 詳しい内容は日経の記事で掲載予定!(ステマ)
  • 初のハードウェア記述言語に戸惑う
    • 1クロックごとの回路の挙動を全て把握・定義するプログラミングに戦慄を覚える
  • 要は慣れというのか、だんだんハードウェア記述言語に慣れてくる
後期
  • 後期はカメラ制御から描画制御、そして自由課題の制作(ラスボス)
  • COJTは最後に成果発表会というものがあり、自由課題で制作したシステムを一般の人向けに公開する
  • 詳しい内容は(ry
  • だんだんと設計から自分で考えることになり、見通しをつける力が養われる
  • コンパイルのような作業で20分ほどかかるようになる。作業合間のスマブラが捗る
成果発表会直前(1月頃)
  • 実機の闇との戦い(シミュレーションでは動くのに実機では動かない現象)
  • 1日12時間実験とか
  • レッドブルおいしい! レッドブルおいしい!
成果発表会

最終的にこんなのができました
カメラの前で指を望遠鏡のように丸めると、カメラの映像が指の中をズームして表示する「ゆびスコープ」です
メガネ化したい……

  • 説明用スライド


  • 動画


10971846 641075496018499 1717294101 n - YouTube

受講を考えている人へ

  • ものづくりが好きな人は受講しましょう。楽しめます
  • とりあえず高専からの編入生なら受講を考える価値はあると思います
    • やることのレベルが少し高度ですが、高専生なら付いていけるでしょう(謎の確信)
    • 今期のハードウェアコースは12人中8人が高専からの編入生でした(TAの人も編入生でした)
  • 機材が高価なので、働くより前にFPGAについて実践的に学べるこの環境は非常に貴重です(たぶん)
    • (追記 : 来年度のハードウェアコースはマシンがSSDになり快適に、ソフトウェアコースはUnityを使ったものづくりを学べるようになるそうです)
  • とはいえ時間を取られるのは確実なので、自分が何をやりたいのかを明確に持って考えてください
  • 自分はソフトウェア寄りのプログラマなのでFPGA関連の知識や技術は今後あまり使う機会が無さそうですが、作れるものの範囲や視野は確実に広がったので、受講して良かったという結論に至りました